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 01_Q:いつ頃から絵を描きはじめましたか?
 S:幼稚園の頃に「お絵かき教室」に通っていました。
   デッサンを始めたのは高校1年からで、入試用のデッサンは3年生からです。
 P:物心がついた頃から落書きはしていましたが、真剣に学び始めたのは5年程前からです
   ので、まだまだです。

 02_Q:デッサンは、これまでどのくらい書きましたか?
 S:しっかり描いたのは受験用に高校3年の1年ぐらいなので、そんなに多くないです。
 P:6年程前から

 03_Q:1枚の絵を描くのに、どれぐらい時間がかかりますか?
 S:どういったものかで変わりますが、数時間から1週間など様々です。
   作業時間の平均的としては3日ぐらいですかね。
 P:大きさにもよりますが、バストショットから全身の場合、早くて二日から1週間
   かけます。

 04_Q:ストーリーの創作から、キャラクター制作まで、どのくらいの時間がかかりましたか?
 S&P:おおまかなストーリーは、2ヶ月ぐらいかな?
     お互い仕事をしながらなので、どのくらいとは言いづらいですね。結構かかって
     いますよ。

 05_Q:どうすれば絵をうまくかけるようになりますか?
 S:人それぞれなので何とも言えませんが、絵に限らず、全ての事には“基礎”が出来て
   いるかいないかで大きく変わります。そのため、デッサン・スケッチをしっかりやる
   ことをお勧めします。
   あとはなんとなく描くのではなく、しっかり考えながら描くことが大切だと思います。
 P:正直、答えは一つだとは思いませんが、何事も基礎が一番肝心なのでアートスクール等へ
   通ってデッサンや遠近法といった基礎知識と技術を修得するのがうまくなる道への
   最短だと思います。
   もちろん、ただ描いていればいいというわけではなく、同時に何を描きたいのかを常に
   考える事も必要だと思います。

 06_Q:どんな制作行程を行うのですか?
 S:何をするにも、まず資料集めです。そこから求められているものの方向性やイメージを
   取り込んだり、
   まったく別の要素を入れてみたりなど、試行錯誤を繰り返して練り上げていきます。
 P:先ず、コンセプトをロジカルに分析し、分解した要素に必要な資料収集から始まります。
   そして集めた資料を自分というフィルターを通して、デザインしていきます。

 07_Q:どうしてコンセプトアートをやろうと思ったのですか?
 S:初めは、イラストを描きたくて絵を描いていたのですが、誰かのマネをした絵を描き
   たくない性分で、どのように“0”からデザインするか考えているうちにコンセプト
   アートに行き着きました。
   そして、それはその物語の世界観・ビジュアルの基礎などを作るという、重要な
    ポジションである事を知りました。
 P:動機は、ただ”かっこいい”とかいう事だけでしたが、実は奥が深い上に、制作過程で
    非常に重要な役割を果たす事ができる職であるということと、様々な分野に応用が
    きくからです。

 08_Q:コンセプトアートとはなんでしょうか?
 S:大枠としては、物語・世界観の根底を下支えし定義するものではないでしょうか。
   プロジェクトとしては、発案者やプロデューサーなどの他人の頭の中にある漠然とした
   イメージを具現化したりもしないといけないため、感受性とセンスが求められるのでは
   ないでしょうか。
 P:”コンセプト”=テーマ、概念、構想を視覚的により理解しやすい形にした絵や模型の事を
   さします。
   なので、コンセプトを作り上げるために、さまざまな分野の知識情報、そしてすぐれた
    デザインセンスを持つ事が要求されると考えています。

 09_Q:コンセプトアートを手掛けるのに一番大切な事はなんですか?
 S:仕事に関わらず、何事にも興味をもって取り組むことだと思います。
   まだ誰も見たことのない世界を表現するために、様々な物事を知らないととても狭い
   発想・知見のもとありきたりの結果になってしまう可能性があります。
 P:コンセプトの鍵となる様々な物の規則や特徴を、資料や日常のちょっとした事から学び
   続ける事だと思います。

 10_Q:デジタル以外で絵を描く事はありますか?
 S:最近は減ってきました。
 P:はい。日々のスケッチを含め、トラディショナルな方法で絵を描く事は技術の基礎を築く
   のには必要不可欠だと感じています。ただ、デジタルとトラディショナル、両方ともに
   すばらしい特徴があるので、多産性を求められる今の世の中ではどちらがかけても
   成り立たないとも感じます。

 11_Q:どんなツールを使って描いていますか?
 S:アナログだと、鉛筆・ボールペン・筆ペン。
   デジタルでは、Photoshop・Painter・SAI・Illustratorなどです。
 P:今は主にフォトショップを活用していますが、ほとんどの制作でペインターと併用して
   います。

 12_Q:これまでに絵を描く以外にやっておいて良かったなと思うことは?
 S:普通のグラフィックデザインなど、絵以外の全てのものがやっておいて良かったなと
   思っています。
 P:寿司屋でのバイト。瞬時に順序だって考えるいい訓練になりました。

 13_Q:逆に、これをやっておけば良かったなと思うことは?
 S:英語です。昨年(2007)から、勉強していますが他にもやる事が多く、道のりは
   まだまだ遠いです。
   早く、hikiamiさんのように喋れるようになりたいものです。
 P:カメラの勉強、建築、インダストリアルデザイン、ファッションデザインなど、
   コンセプトアートをするのには不可欠な技術、知識、情報をこれらの分野から
   一番得やすいと感じているからです。

 14_Q:目標とするアーティストはいますか?
 S:沢山いすぎてきりがないです。でも、「Justin Sweet」氏は外せませんね。
 P:それぞれのアーティストにすばらしい特徴があり、誰とは指定しづらいのですが、
    一番影響のあったアーティストとしては、Justin Sweet 氏ですね。

 15_Q:今後の目標?野望は?
 S:内緒です。当面の目標は、このサイトを多くの人に見てもらうことです。
 P:絵を描く事だけとどまらず、技術と知識を活かして、さまざまな分野に挑戦していき
   たいです。
   そして、最終的には自分にしか作れない物を創造したいです。

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